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私たちの歩み

私たちの原点

大槌復興刺し子プロジェクトは、岩手県の沿岸南部に位置する小さな三陸の町、大槌町の避難所から始まりました。

2011年3月11日、東日本を襲った未曾有の大震災。

大槌町は、町役場など町の機能の大半を失い、町長を含め、1,280名以上の犠牲者を出しました。

当時、避難生活を余儀なくされる方の数は9,000人を超えました。

お母さんに役割を。

避難所では、男性には瓦礫撤去などの仕事が山積みの一方、女性たちは家事をするための場所もありません。

仕事に出ようにも車も、職場もありません。

働き者の大槌の女性たちの生活は、一変してしまったのです。

そんななか、「何かをしたい」という思いからたどり着いたのが、避難所とういう限られたスペースで、針と糸、そして布さえあればできる「刺し子」の制作でした。

復興への強い願いを込めて。

避難所で一日中横になっていたおばあちゃんも。仕事を失ったお母さんも。働き盛りの若い女性も。

復興への願いを込めて、ひと針ずつ刺していく。

2011年6月、大槌町発、一歩を踏み出した女性たちによるプロジェクトが始まりました。

東日本大震災により町や大切な人、家、仕事を奪われ、綻んでしまった大槌という町を、「刺し子」を通して、もう一度、繕い、補強し、みんなが誇れる美しく、たくましい町にしていきたいと思います。