大槌復興刺し子プロジェクト > スタッフブログ > 大槌レポート 第13弾「大槌町はウミガメ研修のメッカ!?」

大槌町のシンボルともいえる、ひょっこりひょうたん島こと「蓬莱島」、この島の目の前には、実は東京大学の海洋研究所があります。
海沿いにあるため、2階まで津波を被ったのですが、現在も3階部は研究施設として使われており、様々な海洋物の研究がされています。
そして、そんな研究所の建物の外側には、たくさんの緑色の水槽があるのですが・・・

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なんと、この時期になると、水槽がウミガメでいっぱいになるんです。

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このウミガメたち。地引網に引っ掛かって集まってくるんですが、とても貴重な研究場なんだとか。
(もちろん、海に戻します!)

もともとウミガメは南の暖かい地域の生き物と考えられてきました。

ウミガメの産卵地は屋久島などが有名ですが、ウミガメ研究も9割9分は、このようにウミガメが卵を産む暖かい土地で、子供を産む生体の雌亀と、孵化したての子亀に対して行われてました。

しかし最も近い産卵地からでも500km以上ある大槌では、卵からかえってある程度成長し、完全に生体になる前の「亜生体」という、子供の状態のウミガメが見られます。

それも、種類も絶滅危惧種に認定されいてるアカウミガメ、アオウミガメなど、さまざまで、一夏で50頭ほどあつまってくるんです。

このウミガメを研究することで、これまで研究がなかなか進んでこなかったウミガメの生態がわかるようになりました。

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研究方法は・・・
大槌で見つかったウミガメを、一時的に水槽に入れ、タイマーで外れるカメラや発信機を取り付け、海に戻します。

海を泳いでいる間に、これを外し、回収してデータを分析することで、ウミガメが海でどんな生活をしているか、わかるそうです。

これまでも、貝やウニなどの底生動物を食べることしかわからなかったアオウミガメが、実は大量のクラゲを食べていることが分るなど、多くの発見がありました。

こうやって亜生体のウミガメがこれだけあるまってくるフィールドは、数少なく、世界的にもとても貴重だそうです。

この話。
大槌の広報誌に東大の教授が書いているコラムを読んで知り、話を聞きに行ってきたのですが、大槌の町民でもらない人が多いそうです。

大槌の豊かな海を実感する瞬間でした。

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