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大槌町について

大槌町は岩手県の南部に位置する町で、北上山地の一端をなす山々に囲まれ、リアス式海岸が広がっています。そのため夏はウニ、秋は鮭、春には山菜など、その時期ならではの海と山の美味しいものがそろいます。

また、古くから周辺地域の有力武将であった大槌氏の支配下にあり、「南部鼻曲がり鮭」によって財を成し、大いに栄えた土地でもありました。かつての金山あり、歴史文化、そして様々な民話や伝承の残る地でもあります。

蓬莱島

大槌の赤浜に浮かぶ大小2つの丘が連なったひょうたん型の島「蓬莱島」は、町のシンボル的な存在で、NHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったといわれています。

この島には昔から弁天様が祀られており、鎌倉時代の頃、大津波によって近くの浜に流れ着いた像を漁師たちが祀った、という言い伝えが残されています。

2011年の津波により被害を受けたものの、新たな灯台が再建され、今も弁天様が漁民の守り神として祀られています。

大槌に残るアイヌ語の地名

大槌の名前の由来はアイヌ語では「オオ・シツ・ウツ・ベツ」がなまって大槌になったといわれています。『川尻に、いつも鮭止め掛ける・川』という意味です。

他にもアイヌ語が由来になったといわれる地名が残っており、事務所のある小槌地区は『くぼんだ地にある山』という意味の「コ・ツチ」。

井上ひさしさんの著書「吉里吉里国」でも知られる吉里吉里という地域は、『白い砂』という意味の「キリキリ」がなまって地名になったといわれています(諸説あり)

荒巻鮭

大槌では秋になると鮭が川を登る光景が見られ、冬になるとその鮭を荒巻鮭にして家や商店の軒下に吊るします。

荒巻鮭作りは江戸時代から続く風習で、その昔この一帯を支配下にした大槌氏はこの新巻鮭を江戸に送ることで、莫大な財を成したといわれています。大槌氏が没落した後も、鮭を貯蔵・保存する技術は残っています。

また、大槌でとれる鮭は南部の鼻曲がり鮭といわれるシロザケで、産卵が近づくと大きく花が曲がることが特徴です。